阿古屋
- yuhkamurao
- 2020年4月15日
- 読了時間: 1分
歌舞伎「阿古屋」に惹かれたのは、歌舞伎役者が三味線・箏・胡弓を見事に弾きこなすから、・・・ではなく実は、“岩永” や “竹田奴” といった「人形振り」の奇妙さに惹かれたからで、本当は特にこの竹田奴を一番かきたかったのです。
が、なにせすごくヘンなので、どうかいたらそのチャーミングさ・怖さ・気持ち悪さが出るのか、なんだか気負ってしまって。最後になってしまいました。


本当は7体くらいかきたかったのですが、とりあえず2体にしました。
そして岩永。おそろしい詮議役ですが、眉毛がクルンクルン動いたり火鉢と箸を太鼓のようにしたり、可愛らしい一面も。

余談ですが、私が観に行った時はこの岩永を玉三郎さんが演じていました。主役の阿古屋を美しくテクニカルに演じ続けた玉三郎さんですが、若手育成のために主演を譲り、その代わりこの後方で8割お人形で固まっている岩永役を!重力を感じない腕や首、すごくお人形で、さすが!な演技でした。
阿古屋。遊女なので髪型や帯の結び方は定形通りだと思いますが、阿古屋の帯は立体刺繍のひときわ立派な装飾です。



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